永久人口肛門vs肛門温存

以前は根治性の問題から直腸がんになると100%永久人口肛門でした。
ところが、最近では医療技術、手術技術の向上から肛門温存がほぼ可能な状況となっております。

1つの病院で温存は無理と言われても、セカンドオピニオン等で
探せば温存できる病院も見つかるはずです。
ところが、患者のQCTに関しては医者は意外と無頓着です。

永久人口肛門/肛門温存でのそれぞれの違いをまとめます

●肛門温存
〔メリット〕
 ・プールに入れる/お風呂に入れる
   特に小さいお子さんをお持ちの方は子供をプールに連れて行ったり
   銭湯や温泉に行かれる事もあるでしょう
 ・元の肛門に近い状態に戻る可能性がある
   人により後遺症がありますが、ほぼ通常の生活に戻れる可能性があります
 ・どうしようもない最悪の状況であれば、肛門を閉鎖して永久
  人口肛門へ変更できる

〔デメリット〕
 ・頻便/便漏れ
   メリットにも上げていますが人によっては逆に頻便/便漏れで
   一生悩まされる事となります。
   これが激しいと外にも出たくないと言われる人もいます。
   ※私の場合 仮の人口肛門閉鎖8ヶ月ですが まだ後遺症があります


●人口肛門
〔メリット〕
 ・肛門温存のように後遺症に悩まされない
   営業職の方や接客業の方でも急な便意に悩まされる事はありません
 ・障害認定4級 障害年金支給対象者となる
   障害認定4級を取得する事ができます
   障害年金支給対象者となり、少ないですが補助を頂けます
   また、生命保険等は免除になる場合もあります。
 ・通常の生活ができる
   お腹のところに腸を出して、パウチと呼ばれる袋をつけた状態と
   なりますが、これは目立ちません。
   たまにトイレにパウチの中身を捨てに行くくらいで通常生活を
   する事が可能です。
   ※パウチ自体の交換は大体3日〜4日間隔
 ・支援団体がある
   日本オストミー協会 http://blog.seesaa.jp/pages/my/blog/article/regist/input
   をはじめ、支援団体が存在します。

〔デメリット〕
 ・びらんに悩まされる可能性がある
   人口肛門の周りの皮膚があれ苦しむ人もいます。
   また、この状況が酷いと障害認定3級になる事もあります
   ※私が仮の人口肛門の時も多少のびらんができ「痛い」「かゆい」
    という事もありました。
 ・パウチからの便漏れの可能性がある
   ほとんどありませんが、パウチがずれたり、はずれたりする事もあります
 ・子供と遊ぶのに制限が付く
   プールへ一緒に行けない
   激しい遊びをするとパウチがはずれる可能性がある
 ・肛門を完全に閉じてしまうため、元に戻せない
   ※医療技術の進歩で今後変わる可能性はあります

私個人としての意見ですが、小さいお子さんがいない限りは
永久人口肛門をお勧めします。
肛門温存方式は少なからずとも後遺症が残ります。

しかしながら医療は日々発達しますので
どちらの問題も解消されてくると思います。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。